InfraDoctor
®
インフラドクター®は、GISと3次元点群データを活用したシステムです。
インフラ・構造物の維持管理業務の効率化を支援します。
NETIS [国土交通省 新技術情報提供システム] 登録No.:KT-170012-A
CIMの実現
3次元点群データの利活用方法の具体例をご紹介します。インフラドクターは従来方法よりも効率のよい業務を支援します。
※レーザー発射数により活用できる範囲は異なります。
点群取得の条件:MMS走行速度 60km/h、対象物との距離 5m以下
点群データから3D-CADモデルの作成
必要レーザー発射数:100万発以上
- 3次元点群データから3D-CADモデルを作成し、CIMや解析業務に活用することができます。
- インフラドクター®ADVANCEの以下の機能を組み合わせて使用することで、3Dモデリングに必要な位置情報を持ったポリラインを正確に作成することができます。
- 断面作成(曲線に沿って断面を任意の間隔で移動させながら表示)
- 参照点の作成(断面を移動させながら正確な位置の点群をピックアップ可能)
- 選択した参照点をcsvファイルでエクスポート
- エクスポートしたcsvファイルは座標を持った点のリストとなっています。このデータをお使いのCADソフトの機能を使ってインポートすれば、3Dポリラインが簡単に作成できます。
- AutoCADの例:csvファイルの行見出し(1行め)を削除し、代わりに_MULTIPLE _POINTを入力します。見出し列等も削除してX,Y,Zの座標値のみを残し、最終行にスクリプトを停止するための制御文字(*)を挿入します。.scr拡張子で保存し、AutoCADでSCRIPTコマンドを実行して読み込みます。
- (*)ASCII制御文字はキーボードの左[Alt]キーを押しながら027(半角数字)を入力します。詳しくはAutoCADのヘルプをご参照ください。
- また、AutoCADはVBAを使って描画が可能です。エクスポートしたcsvファイルを自動でポリラインにすることもできます。Excelを使い慣れている方は、ExcelとAutoCADを連携させてVBAで描画するのも有りです!筆者はExcelを使っています。
- 断面やクリッピングボックスで点群を区切りながら参照点をピックアップできるインフラドクター®ADVANCEは3Dモデリングの前処理ソフトとして役立ちます!
出来形管理の効率化
必要レーザー発射数:100万発以上
- 構造物の施工の各段階で3次元点群データを取得し、部材寸法を計測することで出来形を確認できます。
BIM・CIMとの密な連携
必要レーザー発射数:100万発以上
- 既往のコンクリート構造物にアンカー削孔する際には、鉄筋切断の恐れや鉄筋干渉の可能性からコア削孔が多くなり、構造物を傷める恐れがあります。打設前の配筋時に3次元点群データを取得しておけば、一例として次のような活用ができます。
- 施工中:3次元点群データによる効率的な配筋検査
- 施工後:補修工事が必要になった際の内部の鉄筋の詳細位置の確認
設置検討業務への活用
必要レーザー発射数:100万発以上
- 3次元点群データ上に3D-CADモデルを配置することで、既設構造物に対して新設の構造物や付属物が設置可能であるかを検討することができます。