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インフラドクター®は、首都高が2017年から運用を開始した、未来型一括管理システム「i-DREAMs(アイドリームス)」のコア機能です。
GISと3次元点群データを活用した新時代のシステムでインフラ・構造物の維持管理業務の効率化を支援します。
NETIS [国土交通省 新技術情報提供システム] 登録No.:KT-170012-A

GISとは

GISはGeographic Information Systemの略で地理情報システムのことを指します。地理的な位置を手がかりに、その位置に関する情報を持ったデータを総合的に管理や加工が可能です。視覚的に表現するので分かりやすく、高度な分析や迅速な判断が可能になります。
この取り組みが始まったのは平成7年1月に発生した阪神・淡路大震災がきっかけです。データの互換性など様々な解決すべき問題はまだ残っていますが、GISを高度に活用できることは社会的に価値のあることであり、地理空間情報の活用に関する施策を総合的かつ計画的に推進することを目的として「地理空間情報活用推進基本法」が平成19年5月に制定されました。
インフラドクター®はこの仕組みを活用した構造物の点検支援システムです。
下図はインフラドクター®がGISをプラットフォームとしたシステムであることを説明したイメージです。

GISイメージ

点群とは

点群イメージ

一見写真のように見える上の図は点群の集まりです。さながら点描画のようです。これらの点はレーザースキャナーで計測されたもので、レーザーの反射強度以外に座標情報(X,Y,Z)、色彩情報等が付与されています。インフラドクターの点群はモービルマッピングシステム(MMS)車両と固定式地上レーザーを用いて計測しています。

I.モービルマッピングシステム-MMS-

Mobil mapping system vehicle

車両が走行できる場所であれば、MMSでの点群計測が可能です。MMSには高性能レーザーと全方位カメラが搭載されており、点群計測と同時に周囲の状況を動画に収めることも可能です。インフラドクターなら3次元点群データにリンクした全方位動画をご覧頂けます。

II.固定式レーザースキャナー

Laser scanner

公園や駐車場の中、高架下などのMMSで計測できない場所は固定式レーザースキャナーを用いて計測します。